HOPE-AYAは、AYA世代(思春期・若年成人期)のがん患者とその家族に対する包括的な支援を行っています。
主な活動・事業内容は以下のとおりです。
現在、日本の拠点病院にはAYA支援チームが設置されていますが、これらのサービスにアクセスするには、限られた特定の医療機関を訪れる必要があります。
さらに、これらのチームは、主に専門職で構成されており、AYA世代特有の悲しみや日々の生活の困難を理解することが難しい場合があります。
HOPE-AYAでは、同じ経験をした家族がビフレンダーとして寄り添い、日々直面する現実的な課題に対して支援を行います。
ご具体的には
家族の経験を活かした支援は、活動の中核を成しています。
-ビフレンダー(Befriender)とは-
ビフレンダーは「友達になる人」という意味で、主にグリーフケア(悲しみや喪失を経験した人々の精神的支援)において使用されます。遺族や喪失を経験した人に対して、友人として支援を提供する役割を担います。
米国精神医学会(DSM-5-TR)*では、親しい人との死別後 1年以上経過しても悲嘆反応が持続し、著しい苦痛や日常生活への支障を引き起こしている状態を「遷延性悲嘆症」と位置づけています。
遷延性悲嘆症の治療には、悲嘆に焦点を当てた認知行動療法(CBT)が有効とされています。悲嘆が強く長引いている場合は、必要に応じて個別のグリーフカウンセリング(有料)もご利用いただけます。「きょうだい」についてもご相談ください。
*DSM-5-TR: 「DSM-5-TR 精神疾患の診断・統計マニュアル」米国精神医学会(APA)
悲嘆が強く長引き(およそ1年以上)、日常生活を営むことに支障がでている方は、個別のカウンセリング(有料)をご利用ください。代表理事が面談します。症状に応じて専門の医療機関をご紹介する場合もあります。
認知療法・認知行動療法(CBT)に基づくカウンセリングとグリーフケアの専門機関です。症状に応じて医療機関をご紹介することもあります。詳細は、Webサイトをご覧ください。
グリーフケア研修プログラム
* 詳しくは、「グリーフケア研修」をご覧ください。
CBTによるストレスマネジメント
> 対人援助職者のバーンアウト予防のためのストレスマネジメントプログラムです。認知行動療法(CBT)による感情のセルフコントロールを学びます。
* 詳しくは、「ストレスマネジメントプログラム」をご覧ください。
スーパービジョン (SV)・教育分析
>個人のSV・教育分析をご希望の方は、「SV/教育分析・予約方法」をお読みのうえ、「個人カウンセリング」としてご予約ください。
AYA世代のがんに関する社会の理解を深め、より良い支援体制の構築を目指すため啓発活動事業を行います。
大学や医療機関、研究施設への研究支援を通じて、AYA世代の希少がんに関する治療成績ならびに早期発見・早期治療による根治の可能性の向上に資する支援事業を展開します。
皆さまのあたたかいご支援をお願いいたします。
ご不明な点は、お気兼ねなくお問い合わせください。
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何卒、ご理解ご協力のほど宜しくお願いいたします。