-生涯研修として-
2025年8月~開講に向けて準備を進めております。プログラム詳細・開講日程が決まり次第、こちらのページでお知らせします。
個別のSV/教育分析や個人カウンセリングは、随時受け付けています。
対人援助職者のための
「対人援助職者のためのストレスマネジメント」は、認知行動療法(CBT)を活用し、感情のセルフコントロールを身につける実践的なプログラムです。バーンアウトやうつ病予防に加え、良好な人間関係を築くためのアサーションスキルも習得します。
医療や福医療祉、宗教、教育などに携わる方々の仕事は感情労働と言われ、気づかないうちに自分自身の限界をこえ、心身ともに疲弊し、仕事への意欲までなくしてしまうことがあります(バーンアウト)。そのため、援助者自身がセルフケアの方法を知り、日ごろから自己理解や自己覚知について意識することが、より質の高い援助につながります。
「ストレスマネジメントプログラム」では、援助者自身のグリーフケアをテーマに、認知行動療法による感情のセルフコントロールを身につけ、うつ病・バーンアウトを予防します。個人のスーパービジョン(SV)、自己理解・ 自己覚知のための教育分析についても、今後、気軽にお受けいただけるように準備しています。
認知療法・認知行動療法(Cognitive Behavioral Therapy:CBT)とは、アーロン・ベック(認知療法)やアルバート・エリス(論理情動行動療法)、ドナルド・マイケンバウム (ストレス免疫訓練)によって、それぞれ独自に始められた心理療法の総称です。
CBTは、人間の「気分・感情」が「認知」(ものの考え方や受け取り方)の影響を受けることから、「認知」に働きかけて、つらい「気分・感情」を軽減し、自ら制御する力を身につけることによって精神疾患を治療することをめざす構造化された精神療法(心理療法)です。
CBTは、エビデンス・ベースの臨床実践の考え方に立ち、うつ病や不安障害などの治療で、その有効性が科学的手法によって実証されています。『米国精神医学会治療ガイドライン』では、軽度から中程度のうつ病の第一選択治療のひとつとされ、現在では精神科治療のグローバルスタンダードになっています。
カウンセリングにおいては、クライアントとカウンセラーが問題解決のためのチームを組み(協同的な問題解決チーム)、こうした認知体系(考え方・視覚的イメージ)を、 反証や多面的解釈によって自ら修正していくことで心の問題や症状を軽くし、最終的には,自分自身が認知療法を用いてセルフコントロールできるようになること を目指します。
遷延性悲嘆症の治療では、薬物療法は十分な有効性が示されておらず、複数のメタアナリシスで心理療法、特に悲嘆に焦点化した認知行動療法の有効性が報告されています。
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